概要
2014年の英訳版の出版以降、世界的に注目を浴びている書籍『21世紀の資本』。著者である経済学者のトマ・ピケティ教授をお招きし、東大生をおもな対象に特別講義を開催しました。 貧富の差や所得の分配について膨大なデータを分析した研究の軌跡や、格差というテーマそのものについて、皆様の考えを深める一助になれば幸いです。
00:10 はじめに
04:25 Q1. なぜ r は一般的に g を上回るのか? r>g は資本主義に備わっている性質なのか?
16:29 Q2. 21世紀における政治的イデオロギーと経済格差の関係についてどう思うか?
20:34 Q3. 将来財を成すであろう有名校の学生へのメッセージは?
24:49 Q4. 所得税増税よりも相続税増税の方が社会の理解を得られやすいのでは?
28:54 Q5. イデオロギー的な議論を避けて証左に基づいた学問的な議論を深めるには?
トマ・ピケティ東大講義「21世紀の資本」
主催:東京大学 附属図書館 、 大学総合教育研究センター
★『21世紀の資本』(日本語訳)書籍情報: http://www.msz.co.jp/book/detail/07876.html
★ピケティ教授の研究データはこちら: piketty.pse.ens.fr/en/capital21c2
★あなたのシェアが、ほかの誰かの学びに繋がるかもしれません。
お気に入りの講義・講演があればSNSなどでシェアをお願いします。
★このコンテンツはiTunesに保存でき、オフラインでもご覧いただけます。
(下の「講義資料」のリンクからiTunesのページを開いて下さい)
講師紹介

トマ・ピケティ
パリ経済学校
教授
※所属・役職は登壇当時のものです。
1971年5月7日、フランスのクリシー生まれ。パリ経済学校経済学教授。社会科学高等研究院経済学教授。多数の論文をQuarterly Journal of Economics, the Journal of Political Economy, the American Economic Review, the Review of Economic Studiesほかに発表、また多くの書籍を刊行している。経済成長と、所得および富の分配についての、重要な歴史的・理論的研究を行ってきた。特に、国民所得に占める所得上位層の割合の長期的推移に関する研究を先導している。