国勢調査の「美談」分析:国民イベントとしての人口統計

プレイリスト

概要

1920年に行われた日本の最初の国勢調査は、20世紀初頭の世界センサス運動のもとで1905年に実施する予定(日露戦争で延期)であったものの再挑戦でした。国勢調査は国民が自ら調査する「一大文明事業」とされ、国家的なイベントとしての性格をもつことになり、官民を挙げた宣伝・啓蒙活動が多様に繰り広げられました。この講義では記念に編纂された『国勢調査記念録』の「美談逸話」を素材に、この調査がもった意外な特質を歴史社会学の立場から分析します。

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講義実施日:
2013年4月27日
対象:
一般
分野:
経済/経営 歴史/民族・民俗 心理学/社会科学

講師紹介

佐藤 健二

佐藤 健二

東京大学
人文社会系研究科 教授

※所属・役職は登壇当時のものです。

1981年 東京大学大学院社会学研究科修士課程修了
1983年 東京大学大学院社会学研究科博士課程中退
1983年 東京大学教養学部助手
1986年 法政大学社会学部専任講師
1988年 法政大学社会学部助教授
1994年 東京大学文学部助教授(東京大学大学院社会学研究科担当)
1995年 東京大学大学院人文社会系研究科助教授(文学部担当)
2000年 同研究科文化資源学専攻助教授(形態資料学専門分野)併任
2005年 東京大学大学院人文社会系研究科教授(文学部担当)

講義資料