概要
国際政治は力の支配する世界。いかにも当たり前の議論だが、兵隊が大きければよいというわけでもない。ヨーロッパの宮廷外交では王家の伝統や教皇との距離によって各国の影響力が左右されたように、武力の規模だけが力ではないからだ。それでは、他の国に「言うことを聞かせる」ためには何が必要なのか、そして暴力による威迫はどれほど有効な手だてなのか、国際政治における力の多様な源泉とありかたについて探ってみたい。
講師紹介

藤原 帰一
法学政治学研究科
学歴 | |
1979年 | 東京大学法学部 卒業 |
1984年 | 東京大学大学院法学政治学研究科博士課程 単位取得退学 |
職歴 | |
1984年 | 東京大学社会科学研究所 助手 |
1988年 | 千葉大学法経学部 助教授 |
1992年 | 東京大学社会科学研究所 助教授 |
1999年 | 東京大学法学政治学研究科 教授 |
1991年 | 東京大学大学院法学政治学研究科 助教授 |
研究テーマ | |
国際政治学: | 権力分布の変化と仮想敵の選択 |
東南アジア研究: | シヴィック・ナショナリズムの比較研究 |
映画論: | 戦争と映画表現 |
最近の主な著書 | ||
デモクラシーの帝国 | 岩波新書 | 2002年 |
平和のリアリズム | 岩波書店 | 2004年 |
国際政治 | 放送教育振興会 | 2007年 |
戦争を記憶する | 講談社 | 2001年 |
「正しい戦争」は本当にあるのか | ロッキング・オン | 2003年 |
映画のなかのアメリカ | 朝日新聞社 | 2006年 |
戦争解禁 | ロッキング・オン | 2007年 |
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