2019年度「東京カレッジ講演会」

科学のゴシック大聖堂:ノーベル賞と「革命」概念について [英語]
スウェーデン王立科学アカデミー(ノーベル賞授与機関)の会長を務めたリンドクヴィスト氏が、大聖堂の長い建築の歴史になぞらえながら、「科学の発展」について論じます。

日本の「ダーク・ツーリズム」:グローバル、国、市民の視点から
歴史上の悲劇の舞台を巡る「ダーク・ツーリズム」をご存じですか? 「困難な歴史」を伝える世界遺産には、歴史の「光」と「影」を併せ持つ場所もあります。歴史の複雑さを理解するために複数の視点を用いることの重要さを考えてみましょう。

「世界」とは何か?:哲学・歴史・文学・宗教を/から考え直す
歴史学、宗教学、哲学、文学といった学問分野において、「世界」とは何を意味し、「世界」の観点に立って研究を進めることにはどのような意義があるのでしょうか。学問分野の垣根を越えて意見交換を行い、共同研究の可能性を探ります。

「脱戦後」する日本
戦後の分権体制を乗り越えようと、「官邸主導」の名の下で推進されている第2次安倍政権による改革は、日本を戦後体制から遠ざけつつも、戦前の体制とは異なる新たな姿を作り出そうとしています。この新しい日本の姿の「光」と「影」とは──。

小さな国の大きな力:国際関係におけるアイスランドの役割 [英語]
アイスランドのヨハネソン大統領は、アイスランド近現代史がご専門の歴史学者でもあります。この講演では、小さな国家が国際舞台でどのような影響力を持てるのかについて論じます。

歴史から学ぶ日本外交
産業革命以降の世界史について、権力闘争と世界戦争、植民地支配と人種差別、全体主義と独裁政治という3つのテーマに基づいて振り返りながら、21世紀の外交戦略はどうあるべきかを考えます。