無駄とされる人々

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概要

ある目的に照らして役に立たないものが「無駄」だとするなら、たとえば経済成長を至上命題とする社会において、経済的価値を生み出さない存在は「無駄な人」だということになります。それは極端にすぎるとしても、障害者をはじめとする「社会的弱者」の福祉に資源と労力を費やすことは社会にとって「非効率」だとする見方は、私たちの思考の中に意外に深く浸透しています。この講義では、障害学という分野の知見を通して、こうした思考に抗する道筋について考えます。

01:47 無駄 = 役に立たないこと

11:06 人を道具的価値によって捉える思考

24:13 近代福祉国家というシステム

38:33 貨幣の「自由な処分権」に対する意識

50:12 効率性の追求にどう抗うか

東京大学公開講座「無駄」

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講義実施日:
2016年6月25日
対象:
一般
分野:
心理学/社会科学

講師紹介

星加 良司

星加 良司

東京大学
教育学研究科附属バリアフリー教育開発研究センター 講師

※所属・役職は登壇当時のものです。

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