概要
文学研究者にとって「想像力」は、身近すぎてかえって茫漠とした用語ですが、ここでは有名なエドガー・アラン・ポーの宇宙論「ユリイカ」を題材として取り上げ、当時の科学的知見を活用したこの作品を、彼がどうして「詩」―しかも最後にして最大の代表作―だと考えたのか、その事情をいささか振り返ってみたいと思います。そこから文学と科学に共通する(かもしれない)「想像力」のあり方が示唆されることを期待しつつ。
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講師紹介

平石 貴樹
東京大学
人文社会系研究科 教授
※所属・役職は登壇当時のものです。
経歴 | |
1971年6月 | 東京大学文学部英語英米文学科卒業 |
1974年3月 | 東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了(英文学) |
1979年4月 | 工学院大学共通課程専任講師 |
1981年4月 | 武蔵大学人文学部助教授 |
1983年4月 | 東京大学教養学部助教授 |
1986年4月 | 東京大学文学部助教授 |
1994年6月 | 東京大学文学部教授 |
1995年4月 | 東京大学大学院人文社会系研究科教授 |
研究テーマ |
20世紀前半のアメリカの主要な小説家の文学史的な位置と評価の研究/いわゆるイデオロギー問題などを念頭においた、アメリカ文学史の再構成にかかわる諸問題の研究 |