概要
私達の脳は、ニューロン(神経細胞)のネットワークでできています。このネットワークのおかげで、私達は食べ物をおいしく食べ、恐ろしい危険を避けて、毎日生きていくことができます。このうち、香りや味を感知するネットワークは、食べ物が栄養になり食べられるものか、それとも、危険物が含まれ食べられないものかを判断する上で、大切な役割を果たします。この講義では、食べ物を選んだり、食べたり、おいしいかどうか評価する際に働く嗅覚神経系のネットワークについて、最新の知識をお話しします。
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講師紹介

森 憲作
東京大学
医学系研究科 教授
※所属・役職は登壇当時のものです。
1972 大阪大学理学部物理学科卒業
1974 大阪大学基礎工学研究科修士課程(生物工学)卒業
1974 群馬大学助手(医学部第2生理学教室)
1978 工学博士(大阪大学)
1978-1987 群馬大学講師(医学部第2生理学教室)
1978-1980 米国Yale大学(医学部)へ留学、Research Associate (Dept.of Physiology and Section of Neuroanatomy)
1987-1995
(財)大阪バイオサイエンス研究所 第3研究部(神経科学)、副部長
1995-1997
理化学研究所、国際フロンティア研究システム、
ニューロン機能研究グループ、グループディレクター、
機能分子研究チーム、チームリーダー
1997-2000
理化学研究所、脳科学総合研究センター、
ニューロン機能研究グループ、グループディレクター、
機能分子研究チーム、チームリーダー
1999-現在
東京大学、大学院医学系研究科、細胞分子生理学教室、教授