概要
生物は生存や繁殖のチャンスをあげるために、しばしば「だまし」を行います。ここでは、脊索動物を中心にだまし行動を具体的に解説します。だましが見られる文脈は、カモフラージュ、擬態、偽傷、偽死、托卵などで、同種の他個体あるいは他種個体をだまします。霊長類では、戦術的だましと呼ばれる仲間の裏をかく行動がみられ、このような能力が脳の進化を促したと考えられています。人間は協力する動物として特別な存在ですが、ただ乗りする詐欺師を発見・排除するメカニズムについて近年さかんに研究されています。
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講師紹介

長谷川 寿一
はせがわ としかず
東京大学
総合文化研究科 教授
※所属・役職は登壇当時のものです。
学歴
1971年3月 東京学芸大学附属高等学校卒業
1976年3月 東京大学文学部心理学専修課程卒業
1978年3月 東京大学大学院人文科学研究科心理学専攻修士課程修了
1984年3月 同 博士課程単位取得 退学
1987年3月 同 文学博士
職歴
1979年11月-1982年6月
国際協力事業団派遣専門家
タンザニア連合共和国天然資源省野生動物調査官
1984年4月-1988年3月
東京大学教養学部助手(心理学)
1988年4月-1991年9月
帝京大学文学部助教授
1991年10月-1999年3月
東京大学教養学部(大学院総合文化研究科) 助教授
1999年4月-
東京大学大学院総合文化研究科 教授
2011年2月-2013年2月
東京大学大学院総合文化研究科長/教養学部長
2005年10月-
日本学術会議(第1部)会員
2013年4月-
東京大学 理事・副学長