概要
顔のホネの多くは手足のホネとは発生学的に異なり、その形も非常に複雑であり実に上手く出来ている。一見重たい骨の塊のように見える顔のホネは、少しでも軽くなるように実は中は空洞だらけで、眼、鼻、口や歯といった重要な感覚器官が収まっており、見たり、聞いたり、息をしたり、喋ったり、 食べたりできるように合目的的に作られている、このように重要な機能を持っている顔のホネが生まれつき、あるいは加齢、ケガや病気によって変形したり、なくなっていまうと大変困ることになる。特に上あごと下あごは歯が生えてくる唯一の骨で、体のほかの骨にはない特徴がある。それゆえに、厄介な病気もいろいろ起こる。
講師紹介

高戸 毅
医学系研究科
専門分野 |
口腔外科学、再生医療学 |
最近の研究テーマ |
骨および軟骨の再生医療、口腔ケア |
最近の主な著書 |
『口腔診療必携-困ったときのマニュアル・ヒント 集-』
(金原出版、2010 年) |
HP (ホームページ) |
東京大学医学部附属病院 顎口腔外科・歯科矯正歯科 |