概要
互いに良く似ていても個人はそれぞれに違うところがある。これは薬の効果や副作用発現にも当てはまる。個々の特徴は結局遺伝子のごくわずかな違いに由来し ており、最近では薬もその特徴に応じた使い方をすべきだと考えられている。では、具体的にどのようにするのか、多くの薬についてその方法論はそれぞれ発展 し続けているが、完成には至っていない。新しい「医者の匙加減」と言われる個人特異的な医療の目指す方向を薬効と副作用について議論する。
講師紹介

池田 敏彦
薬学系研究科
学歴 | |
1972年 | 京都大学大学院工学研究科 工業生化学専攻 修士課程 修了 |
職歴 | |
1972年 | 三共株式会社 入社(中央研究所 薬物代謝研究室) |
1981年~1983年 | 米国National Institutes of Health (Dr. D. W. Nebert) 留学 |
1993年 | 分析代謝研究所 代謝研究第一室 室長 |
2001年 | 薬剤動態研究所 所次長 |
2003年 | 薬剤動態研究所 所長 |
2006年 | 有限責任中間法人 医薬品開発支援機構 理事 (兼任) |
2007年 | 横浜市立大学医学部 客員教授 |
2008年 |
東京大学大学院薬学系研究科・薬学部 特任教授(兼任)
横浜薬科大学 臨床薬学科 教授(兼任) |
研究テーマ |
医薬品の薬物動態と毒性に関する研究 |
最近の主な著書 |
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『非臨床試験-ガイドラインへの対応と
新しい試み』「薬物代謝と毒性」 |
エルアイシー | 2008年 |
『最新創薬学2007』「ヒト毒性予測に
向けての新規方法論」 |
メディカルドゥ | 2007年 |
『創薬動態 医薬品創製のための 考え方
と最新情報』「特異体質性薬物毒性」 |
日本薬物動態学会 | 2006年 |
HP (ホームページ) |
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