概要
作物栽培においては、①収量が多いこと、②品質がよいこと、③農作業者の負担とコストが少ないこと、④環境に優しく安全であること、の4つが求められている。しかし、これらはしばしば1つに重きを置くと他が成り立たず、バランスを取ることが非常に難しい。そこで、イネの栽培を例にして、これらの成立過程と歴史的な変遷、および現代におけるバランスのあり方について解説する。
講師紹介

山岸 順子
農学生命科学研究科
学歴 | |
1978年 | 東京大学農学部農業生物学科卒業 |
1984年 | 東京大学大学院農学系研究科農業生物学専門課程博士課程単位取得退学 |
職歴 | |
1985年 | 国際イネ研究所 Post doctoral fellow |
1986年 | 東京大学農学部助手 |
1994年 | 東京大学農学部助教授 |
2000年 | 東京大学大学院農学生命科学研究科助教授 |
2007年 | 東京大学大学院農学生命科学研究科准教授 |
研究テーマ |
持続的高生産システム確立のための農業生態学的研究 |
イネ収量関連形質の決定機構と環境条件の影響 |
最近の主な著書 | ||
「作物の呼吸」『新編農学大事典』(共著) | 養賢堂 | 2004年 |
「圃場管理」『環境保全型農業事典』(共著) | 丸善株式会社 | 2005年 |
HP (ホームページ) |
http://www.fm.a.u-tokyo.ac.jp/ |