概要
不登校やひきこもり、思春期やせ症など、子どもの臨床的問題が後を絶ちません。子どもを取り巻く大人たちが手を貸すことで子どもの心の揺れ動きを、成長の糧となる穏やかなものへと収めたいものです。しかしそんな意図にもかかわらず、バランス崩しの片棒を担いでしまったり、家族自体が既にバランスを欠いた状況が少なくありません。子どもや家族の心の「バランス」とは何か、肯定的変化をいかに生み出してゆくか、お話したいと思います。
講師紹介

中釜 洋子
教育学研究科
学歴 | |
1980年 | 東京大学教育学部教育心理学科卒業 |
1988年 | 東京大学大学院博士課程単位取得退学 |
職歴 | |
1987-1990年 | 青山学院大学 非常勤講師 |
1990-1991年 | 東京大学教育学部 助手 |
1991-1995年 | ハーバード大学付属ケンブリッジ病院 アソシエイト |
1995-1998年 | 東京大学教育学研究科 助手 |
1998-2002年 | 東京都立大学人文学部 助教授 |
2003-2004年 | 東京大学教育学研究科 非常勤講師(客員助教授) |
研究テーマ |
思春期・青年期の子どもとその家族のための心理援助 |
最近の主な著書 | ||
家族の心理-家族への理解を深めるために (平木典子との共著) |
サイエンス社 | 2006年 |
いま家族援助が求められるとき -家族への支援・家族との問題解決 |
垣内出版 | 2001年 |
HP (ホームページ) |
http//www.p.u-tokyo.ac.jp/gs/c4/staff.html |
http//www.p.u-tokyo.ac.jp/soudan/index.html |