概要
世界の海における様々な水産資源が気候・海洋の長期変動に基因して十年~数十年のスケールで大きく変動することがわかってきた。この変動は環境レジームに対応して卓越魚種が交替することを伴う。減る資源があれば必ず一方で増える資源がある。これが海の資源生物生産のバランスという自然の摂理であるとすれば、単一種のみに目を向けるのではなく複数種を統合した資源利用を図ることが理にかなっている。今、その賢い利用法が求められている。
講師紹介

青木 一郎
農学生命科学研究科
学歴 | |
1970年 | 東京大学農学部農芸化学科 卒業 |
1977年 | 東京大学大学院農学系研究科水産学専門課程博士課程 修了 |
職歴 | |
1977年 | 東京大学海洋研究所 助手 |
1989年 | 東京大学海洋研究所 助教授 |
1997年 | 東京大学大学院農学生命科学研究科 助教授 |
2000年 | 東京大学大学院農学生命科学研究科 教授 |
研究テーマ |
カタクチイワシの資源変動と生活史二型 |
最近の主な著書 | ||
「魚の科学事典」(共編著) | 朝倉書店 | 2005年 |
HP (ホームページ) |
http://katsuo.fs.a.u-tokyo.ac.jp/ |