動物の成熟と行動

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概要

哺乳類には様々な社会構造と配偶システムがあり、それに応じて種に特異的な行動様式が発達します。一夫一妻制をとる動物は少なく哺乳類全体の5%以下と考えられていますが、犬(イヌ科動物)もまた私たちと同じように(人が本当にそうかの議論は別として)特定の伴侶と継続するパートナーシップを築く例外的な動物のひとつです。ここでは私たちにも身近な存在である犬を例にとり、体と心の成熟過程を追ってみることにしましょう。

講義実施日:
2008年9月27日
対象:
一般
分野:
理学/自然科学

講師紹介

森 裕司

森 裕司

農学生命科学研究科


学歴
1977年 東京大学農学部畜産獣医学科卒業
1982年 東京大学大学院博士課程修了

職歴
1982年 東京農工大学・農学部獣医学科・助手
1983年 豪州モナッシュ大学・訪問研究員
1987年 東京農工大学・農学部獣医学科・助教授
1991年 東京大学・農学部獣医学科・助教授
1997年 東京大学・大学院農学生命科学研究科・獣医動物行動学研究室・教授
2003年 基礎生物学研究所・行動生物学研究部門・教授(併任)

研究テーマ
哺乳類におけるケミカルコミュニケーションに関する研究
イヌの気質に関する行動遺伝学的研究
伴侶動物における問題行動の治療法に関する研究

最近の主な著書

「犬の行動学入門」

IBS出版 2008年
「匂いと香りの科学」 朝倉書店 2007年
「動物看護のための動物行動学」 ファームプレス 2004年

HP (ホームページ)
http://www.vm.a.u-tokyo.ac.jp/koudou/

講義資料