概要
国際関係の観点からグローバリゼイションを眺めると、主権国家という主要なエージェントの役割・機能の変容、そしてそれと並行して進行する国家間関係の変容が重要なポイントです。国際関係で、非国家組織や国境を跨いで社会を結びつけるさまざまなエージェントが重要になってきました。その中で、国家安全保障に集約していた世界の安全に関わる問題も大きい変容を見せています。国際関係の文脈では安全保障と訳されてきたセキュリティについて、グローバリゼイションの中で考え直してみたいと思います。
講師紹介

山影 進
総合文化研究科
学歴 | |
1972年 | 東京大学教養学部卒業 |
1974年 | 東京大学大学院国際学修士課程 修了 |
1982年 | マサチューセッツ工科大学政治学研究科博士課程 修了 |
職歴 | |
1976年 | 京都大学東南アジア研究センター 助手 |
1980年 | 東京大学教養学部 助教授 |
1991年 | 東京大学教養学部 教授 |
1996年 | 東京大学大学院総合文化研究科 教授 |
研究テーマ |
人工社会による秩序・制度研究 |
ASEANを中心とする東アジア・アジア太平洋地域協力 |
「人間の安全保障」をめぐる国際関係など |
最近の主な著書 |
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人工社会構築指南 | 書籍工房早山 | 2007年 |
東アジア地域主義と日本外交 | 編著、日本国際問題研究所 | 2003年 |
HP (ホームページ) |
http://citrus.c.u-tokyo.ac.jp |