概要
世界貿易機構の自由貿易拡大路線は家畜・穀物だけでなくペットや野生動物の輸出入にも影響している。我が国には世界各地から食品のみならず種々の動物が輸入されており、ヒトと動物の共通感染症の侵入する危険性が指摘されてきた。BSE、O-157、トリインフルエンザのように侵入を受けた例もあるし、狂犬病、ペスト、サル痘など、いつ侵入されてもおかしくなかった例もある。感染症拡大の背景、人類への警告、制圧の筋道、今後の課題等について述べる。
講師紹介

吉川 泰弘
農学生命科学研究科
学歴 | |
1971年 | 東京大学農学部畜産獣医学科 卒業 |
1973年 | 東京大学大学院農学系研究科修士課程 修了(獣医学修士) |
1976年 | 東京大学大学院農学系研究科博士課程 修了(農学博士) |
1977年 | ギーセン大学ウイルス研究所留学(ドイツ) |
職歴 | |
1980年 | 東京大学医科学研究所 助手 |
1983年 | 東京大学医科学研究所 講師 |
1989年 | 東京大学医科学研究所 助教授 |
1990年 | 厚生労働省国立予防衛生研究所筑波霊長類 センター長 |
1997年 | 東京大学大学院農学生命科学研究科 教授 |
研究テーマ |
環境ホルモン |
BSE |
動物由来感染症 |
最近の主な著書 | ||
鳥インフルエンザはウイルスの警告だ | 第三文明社 | 2006年 |
HP (ホームページ) |
http://www.adm.u-tokyo.ac.jp/IRS/IntroPage_J/intro68155147_j.html |
http://www.vm.a.u-tokyo.ac.jp/jitsudo/ |