概要
最近のマスコミによる『ものづくり』ブームに警鐘を鳴らす。まるで日本に残された最後の道のような印象を受ける。70~90年代、アメリカは日本の製造業の猛烈な追い上げにあって、逃げ場を探した。ちょうどそこにインターネットの時代が到来し、ネットワークを利用することによって見事に変身を遂げた。アメリカは、ものづくりが出来ないのではなく、やりたくないのである。BRIC諸国などの追い上げによって、今、日本は同じような立場にいる。製造業志向の『ものづくり』から変身しなければ、日本に未来はない。
講師紹介

阿部 誠
経済学研究科
学歴 | |
1984年 | マサチューセッツ工科大学電子工学コンピュータ学部,学士及び修士課程修了 |
1991年 | マサチューセッツ工科大学大学院 オペレーションズリサーチ博士課程修了 |
職歴 | |
1991年 | イリノイ大学経営学部 助教授 |
1998年 |
東京大学大学院経済学研究科 助教授 |
2004年 | 東京大学大学院経済学研究科 教授 |
研究テーマ |
データベース・マーケティング |
CRM(顧客関係管理) |
ワン・トゥー・ワン・マーケティング |
最近の主な著書 |
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マーケティングの科学-POSデータの解析(共著) | 朝倉書店 | 2005年 |
リサーチ・マインド経営学研究法(共著) | 有斐閣 | 2005年 |
超顧客主義:顧客を超える経営者たちに学ぶ(共著) | 東洋経済新報社 | 2003年 |
HP (ホームページ) |
http://www.e.u-tokyo.ac.jp/fservice/faculty/abe/abe.j/abe.j.htm |