授業について 人は森を「緑のダム」と呼ぶ。川の流れを人の都合に合わせて調節してくれるダムと同じような機能を、森も持っているに違いないと多くの人が期待している。だが水ともりは地球上に人類が出現するよりも前から相互に「作用」していた。森の水に対する「作用」は本当に人間にとって都合がよい「機能」なのか、東京大学愛知演習林における80年間に及ぶ長期研究をもとに、歴史的、科学的、社会経済的な観点から総合的に検証し、将来を展望する。 今回のテーマを深めたい人のための参考文献 『水の革命―森林、食料生産、河川、流域圏の総合的管理』 (イアン・カルダー著、蔵治 光一郎・林裕美子監訳、築地書館) 『森林環境税は森を救えるか』 (蔵治 光一郎編 東京大学演習林出版局) 『森林認証・地域材認証と森林管理・木材利用』 (蔵治 光一郎編 東京大学演習林出版局)
森林の水循環、森と水と人間との関係(歴史、科学、制度、経済、社会)、緑のダム論、流域圏の総合的管理論、熱帯雨林の生態と環境