授業について 古来、多くの作家や詩人が「水」のイメージに魅力を感じ、それを中核とし主題として、優れた文学作品を創造してきた。海、川、湖、泉など自然の中の水系から始まって、流れる水、噴出する水、淀む水、蒸発する水などが文学的想像力の貴重な源泉となり、そこに、「愛」、「青春」、「生命」などの諸テーマが結びついてきた。本講義では文学と「水」とが取り組んできた関係の諸相を紹介し、小説や詩の中で「水」がどのように表象されてきたかを考えてみたい。 今回のテーマを深めたい人のための参考文献 『蕪村俳句集』(岩波文庫) 『生々流転』(岡本かの子、講談社文芸書庫) 『隅田川暮色』(芝木好子、文芸文庫) 『野川』(古井由吉、講談社文庫) 『川の光』(松浦寿輝、中央公論新社)
明治期日本の文学・思想の分析
2006