特異に挑戦する-疾患治療と創薬-

医薬品の三次元構造-特異的生物活性-

概要

私達の体内で蛋白質が極めて重要な働きをしていることはよく知られている。この蛋白質を構築する原料であるアミノ酸に、左手物質と右手物質に相当する異性体が存在することは御存知でしょうか。大きな社会問題となったサリドマイドや、新型インフルエンザに対抗する医薬品として多くの注目を集めているタミフルにも左手物質と右手物質が存在します。医薬品として使用されているタミフルはそのうちの一つです。なぜでしょうか。  その理由、および左手物質あるいは右手物質のみを合成する方法について議論します。

講義実施日:
2009年4月11日
対象:
一般
分野:
医学/薬学
理学/自然科学

講師紹介

柴崎 正勝

薬学系研究科
 


学歴
1974年 博士(薬学)(東京大学、山田俊一教授)

職歴
1974-77年 博士研究員(Harvard大学、E. J. Corey教授)
1977-83年 帝京大学助教授(池上四郎教授)
1983-86年 相模中央研究所主任研究員
1986-91年 北海道大学教授
1991年- 東京大学大学院薬学系研究科 教授 (現職)
2005-06年 日本薬学会 副会頭
2005年- 日本学術会議会員
2006-08年 東京大学大学院薬学系研究科長・薬学部長
2006-07年 日本薬学会 会頭

研究テーマ
タミフルの純化学的合成
リレンザの純化学的合成
糖尿病性神経症薬・ラニレスタットの工業的合成法

最近の主な著書
『大学院講義 有機化学Ⅰ』 東京化学同人 1999年
『大学院講義 有機化学Ⅱ』 東京化学同人 1998年
『有機分子触媒の新展開』 CMC Books 2006年
『Multimetallic Catalysts in Organic Synthesis』 Wiley-VCH 2004年

HP (ホームページ)
http://www.bikaken.or.jp/research/group/shibasaki/shibasaki-lab/index.html

講義資料