水と政治・経済

安全な水:国際保健の現場における知識と知恵の利用

概要

途上国に住む約11億人の人々が、いまだに「安全な水」を利用できずにいる。では安全な水とは何かというと、その定義は意外と難しい。かつては下痢等の感染症に罹らなければ安全な水と理解されてきた。しかし、バングラディシュなどでは、「下痢にならないから」安全と思われていた水がヒ素に汚染され、多大な健康被害がもたらされてしまった。安全な水の確保のために、国際保健の現場で培われてきた知識と知恵の一端を紹介したい。

講義実施日:
2009年10月17日
対象:
一般
分野:
医学/薬学

講師紹介

神馬 征峰

医学系研究科
 


学歴
1985年 浜松医科大学卒業
1989年 国立公衆衛生院修了
1995年 医学博士(浜松医科大学)

職歴
1985年 飛騨高山赤十字病院
1987年 国立公衆衛生院・労働衛生学部
1991年 ハーバード大学公衆衛生大学院
1994年 WHO緊急人道援助部・ガザ地区/ヨルダン川西岸地区事務所
1996年 国際協力事業団ネパール事務所
2001年 ハーバード公衆衛生大学院人口・国際保健学部
2002年 東京大学大学院医学系研究科講師
2006年 東京大学大学院医学系研究科教授

研究テーマ
途上国のヘルスプロモーション、保健人材、学校保健、
人権、人間の安全保障、コミュニティ開発(水、栄養、保健)

最近の主な著書
『G8北海道洞爺湖サミット・フォローアップー保健システム強化に向けたグローバル・アクション:G8への提言』(共著) 日本国際交流センター 2009年
『実践ヘルスプロモーション』(翻訳書) 医学書院 2005年
"Health Promotion in Canada Second Editon"(共著) Canadian Scolar's Press Inc.
『ドラマティックな公衆衛生ー先達たちの物語』(月刊「公衆衛生」誌2009年1月より連載中 医学書院

HP (ホームページ)
http://www.sih.m.u-tokyo.ac.jp/departments-J.html

講義資料