万物を架橋するホネ

化学から見た体の骨、細胞の骨、分子の骨

概要

何億年も昔、海で生物が誕生したころ、海中にカルシウムはほとんどありませんでした。陸からカルシウムが流れ込むようになると、生物の細胞は異物であるカルシウムを細胞内から排除し、高度な運動機能の手段や内臓を守る骨として利用しました。これが骨を持つ脊椎動物の誕生とされています。しかし生物はカルシウムを手に入れる前から強固な分子構造の「硬い分子」という骨を持っていました。本講義ではそれぞれのレベルでの「骨」を紹介します。

講義実施日:
2010年11月6日
対象:
一般
分野:
理学/自然科学

講師紹介

橘 和夫

理学系研究科
 


経歴
1972年 東京大学理学部化学科卒業
1974年 同大学院理学系研究科化学専攻修士課程終了
1976年 同博士課程中退 (以上、指導教官:高橋武美)、天然物有機化学
1980年 米国ハワイ大学化学科博士課程修了、Ph.D. 取得(指導教官:Paul J. Scheuer )、海洋天然物化学
(財)サントリー生物有機科学研究所(中西香爾所長)、研究員
1989年 (株)海洋バイオテクノロジー研究所、主任研究員
1993年 東京大学大学院理学系研究科・教授(化学専攻有機化学大講座・天然物化学研究室)

専門分野
天然物化学。特に、細胞間および生物間の情報伝達手段としての生理活性物質物 の生物機能、および標的生体分子に作用する場としての細胞膜上における活性発現機構

HP (ホームページ)
http://www.chem.s.u-tokyo.ac.jp/users/natural/index.html

講義資料