東京大学公開講座「無駄」
2016年度開講

東京大学公開講座「無駄」

歴史の中に潜む無駄とは、その行方を考える
辻 誠一郎

動画

弥生時代以降の水田稲作という外来の農耕文化は、縄文時代の森林文化に変わるものと考えられることがあります。日本の歴史をとおしてみると、水田稲作はときとして無駄となり、多種の畑作農耕や園芸を生み出してきました。その一つが近世園芸の隆盛です。近世以降、水田稲作は異様なまでに復活し、背景でアカマツ・スギ林業が日本の生態系を一変しましたが、これらも無駄とささやかれてきました。環境史の視点から、日本の歴史の中に潜む無駄と効用を考えます。

06:35 豊かな内湾:海面変動による環境変遷

18:14 遺跡の花粉分析からわかること

31:35 弥生文化は稲作文化ではない?

43:58 江戸時代における水田稲作の転換

51:58 戦後における拡大造林の出現

東京大学公開講座「無駄」

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講師紹介
東京大学 新領域創成科学研究科 教授
※所属・役職は登壇当時のものです。

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