東京大学公開講座「仮想と現実」
2016年度開講

東京大学公開講座「仮想と現実」

フィクションとシミュレーション
三浦 俊彦

動画

物事を作るやり方には、虚構(フィクション)と仮想(シミュレーション)の二つがあります。芸術家はこの二つを併用してきました。芸術作品は「虚構世界」と「仮想世界」の絡み合いで成り立ちますが、その二者の関係を考えるとき、哲学者は「可能世界」という概念を用います。この講義では、可能世界という道具を使って虚構と仮想の関係を解き明かす学説を紹介したうえで、私たちが「現実世界」として受け入れているリアルな環境が、「可能世界」「虚構世界」「仮想世界」といったさまざまな「世界」に照らすとどのように見えてくるか、芸術・宗教・科学を貫く世界観のもとで考え直します。

00:51 「制作」の二つの型:フィクション、シミュレーション

12:20 「可能世界」とは

28:05 思考実験:三種類の型を使って

38:43 並行世界:神の創造かマルチバースか

45:13 現実世界はシミュレーターの産物か

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講師紹介
東京大学 人文社会系研究科 教授
※所属・役職は登壇当時のものです。

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