2010〜2012年度「東京大学公開講座「防ぐ」」

開講の挨拶

東京大学公開講座「防ぐ」の開講にあたって、東京大学 総長 濱田純一より御挨拶いたします。

2010年4月10日

自他関係のひずみを防ぐ

ストレスによる病を防ぐ

様々な身体疾患が「ストレス」による悪影響を受けることが知られており、そのような病態を「心身症」と呼んでいます。本講義では、「心身症」を中心としたストレス関連疾患の紹介と対人関係を含めた実生活におけるストレス評価および治療法に関する最新の知見を紹介します。

2010年5月8日

病を防ぐ

食生活で病気はどこまで防げるか―あふれる栄養健康情報を整理する―

「食の予防医学」の立場から、栄養健康情報を整理し、食生活を通じて病気を防ぐための知恵を語ります。

2010年4月10日

マイクロチップ診断で病気を防ぐ

病気の早期発見のために血液や尿から病気関連分子を検出するためには、高度で高価な化学分析装置が必要になります。そこで私たちは、化学分析装置を電子回路のようにマイクロチップに集積してしまう技術を創り、医療診断への応用展開をめざしています。

2010年4月10日

古代ギリシャの城壁と疫病―防ごうとしたもの・防げなかったもの―

ギリシャ人にとって城壁とは、都市国家の独立自治を守る不可欠の要素でしたが、戦争中に疫病に襲われると、城壁はむしろ市民たちを悲惨な状況に追いやりました。紀元前5世紀の都市国家アテネを例に、古代市民が防ごうとしたもの・防げなかったものを考えてみます。

2010年4月10日

防ぐための社会の仕組み

地域医療と保険制度をどう守るか?

本講義では、医師不足、救急のたらい回し、医療財政の基盤の揺らぎなどの医療をめぐる混乱の原因を探り、合理的かつ開かれた医療保険政策の建て方について考えるきっかけを提供したい。

2010年4月17日

防ぐための情報科学・基礎科学

キラキラ星を防ぐ―補償光学で宇宙を見る―

星々の瞬きの正体は、地球大気の揺らぎによる陽炎で、実は天文学の大敵です。近年、この揺らぎを補正してシャープな像を結ぶようにする『補償光学』が、大型望遠鏡に装備されるようになってきました。本講義では、その原理と現状、さらには将来と限界を、観測から明らかになってきた最新の宇宙像とともに解説します。

2010年4月24日

ドライブレコーダが知る真実―交通事故を防ぐツールになるか―

交通事故のほとんどはヒューマンエラーによるものとされるが、科学的データに基づく議論はほとんどない。そこでドライブレコーダで採取された情報から、ヒヤリ・ハットした事故直前のニアミス状態を実環境下で大量に採取し、ドライバ行動を収集、分析することで、ヒューマンエラーを防ぐ策を導いていく。

2010年4月24日

自然災害を防ぐ

土砂災害を防ぐ

土砂災害がもたらす深刻な被害を防止軽減するために、土砂移動が発生するメカニズム解明、土木工事と避難警戒システムの構築による対応が進められている。理学、工学、社会科学などの視点を組み合わせた典型的な総合科学の姿を紹介する。

2010年5月15日

災害情報で命を救う

いろいろな災害情報が提供されるようになってきた昨今。情報で命を救うことはできるのでしょうか。命を救うためにはどのような条件が必要なのでしょうか。この講義では住民調査の結果に基づいて、災害情報の発表の仕方、伝え方、使い方を具体的に考えていきます。

2010年5月15日