東京大学公開講座「ホネ」
2010年度開講

東京大学公開講座「ホネ」

先史時代の人々は骨をどのように扱ったか-再葬と祖先祭祀-
設樂 博己

動画

日本では火葬が一般的で、通常、骨を壺に入れて墓石の下に納める。意識しないにせよ、骨―墓に眠る遺体の一部―が、死者に対する哀悼なり追憶のよりどころとなっている。先史時代の人々も、埋葬によって遺体を土中に残したが、弥生時代には埋葬した遺体を骨にしてから再び掘り起こし、埋葬しなおす「再葬」が流行した。弥生人にとって骨を再葬した意味は何であったのか。世界の先史時代の埋葬と比較しつつ、検証する。

講師紹介
Graduate School of Humanities and Sociology
※所属・役職は登壇当時のものです。

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