東京大学公開講座「ホネ」
2010年度開講

東京大学公開講座「ホネ」

テンセグリティ(Tensegrity):細胞と建築をつなぐ骨組み
川口 健一

動画

テンセグリティ(Tensegrity)とは、1950年代にバックミンスター・フラーによって命名された、ちょっと風変わりな骨組です。建築の常識に合わない挙動を示す傾向があるため、50年もの間、誰も建築骨組に利用することが出来ませんでした。私達は、このテンセグリティ構造を世界に先駆けて建築骨組に応用することに成功しました。ところが近年、このテンセグリティが生体の細胞を支える骨格を形作っているという学説が現れました。どういうことでしょうか。細胞と建築をつなぐスケールを超えた骨組の原理を建築構造の立場からヒモ解いてみましょう。

講師紹介
Institute of Industrial Science
※所属・役職は登壇当時のものです。

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