特異における多様性-法・経済・宗教-

特異点なき宗教としてのイスラーム

概要

仏教やキリスト教と比べた場合、イスラームの大きな特徴として、聖職者や教会制度を持たないということが挙げられる。このことを最もよく実感させるのはモスクであろう。モスクには、メッカの方角を示す窪みのほかには、崇拝の対象になるような必須のアイテムはない。一般にイスラームには、神に近づくための場所も仲介者も方法も存在しないように見える。なぜイスラームには特異な空間も制度もないのか、このあたりについて何らかの説明を与えてみたい。

講義実施日:
2009年5月16日
対象:
一般
分野:
歴史/民族・民俗

講師紹介

柳橋 博之

人文社会系研究科
 


学歴
1980年 東京大学文学部東洋史学専修課程卒業
1983年 東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了(東洋史学)
1988年 東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学(東洋史学)

職歴
1988年 茨城大学教養学部専任講師
1989年 茨城大学教養学部助教授
1993年 東北大学大学院国際文化研究科助教授
1997年 東京大学大学院人文社会系研究科助教授(併任)
2007年 東京大学大学院人文社会系研究科准教授

研究テーマ
イスラーム法、とくに法学派の歴史的展開

最近の主な著書
"A history of the early Isramic law ofproperty"
2004年
「現代ムスリム家族法」(編著) 日本加除出版 2005年

HP (ホームページ)

講義資料