グローバル化と食・農業

グローバリゼイションと日本農業

概要

貿易自由化は我が国経済の発展に寄与したが、食料の海外依存度はカロリー・ベースで60%まで高まった。そして今、残された主要農産物の更なる市場開放が俎上に上がっている。規制緩和が産業を強くする側面は重要だが、圧倒的な土地条件の差は努力では埋められない。食料の殆どを海外に依存し、田園の失われた製造業とサービス業の国で、窒素過剰等の健康被害も深刻化するような大きな社会的コストを勘案せずに、狭義の効率のみを追求してよいか否か。今こそ「日本に農業はいらないのか」を、真剣に国民的に議論すべき時がきている。

講義実施日:
2007年4月21日
対象:
一般
分野:
経済/経営
農学

講師紹介

鈴木 宣弘

農学生命科学研究科
 


学歴
1982年 東京大学農学部農業経済学科卒業

職歴
1982年 農林水産省入省
1996年 農業総合研究所研究交流科長
1998年 九州大学農学部 助教授
1998年 米国コーネル大学客員助教授 教授(~2005年)
2004年 九州大学大学院農学研究院 教授
2005年 九州大学アジア総合政策センター教授(兼任)
2006年 東京大学大学院農学生命科学研究科 教授(現職)

研究テーマ
国際環境経済学
農業経済学・国際経済学

最近の主な著書
WTOとアメリカ農業 筑波書房 2003年
FTAと日本の食料・農業 筑波書房 2004年
FTAと食料-評価の論理と分析枠組 筑波書房 2005年
食料の海外依存と環境負荷と循環農業 筑波書房 2005年
農のミッション―WTOを超えて 全国農業会議所 2006年

HP (ホームページ)
http://www.ga.a.u-tokyo.ac.jp/p_suzuki.html

講義資料

2006〜2009年度「東京大学公開講座「グローバリゼイション」」の動画