グローバル化と国家・社会・経済

グローバリゼイションと法

概要

「市場原理万能主義」の下に、「弱きを助け、強きを挫く」という法律学の本質とは逆の現象が生じている。ノーベル経済学賞教授らも、経済学の特権は「貧困問題との対決」として市場原理万能主義を批判している。例として「アジア経済危機」は、規制緩和の声に押し切られ、その結果として危機が生じたと指摘されている。 WTOの中にも規制緩和と規制強化という矛盾する協定がある。その理由となる背景と現実を知り、そこで得られる基本的視座をしっかりと維持した上で、他ならぬ日本国内で進行中の諸々の「改革」をも主体的に見つめ直して欲しい。

講義実施日:
2007年4月7日
対象:
一般
分野:
経済/経営

講師紹介

石黒 一憲

法学部
 


学歴
1974年 東京大学法学部第1類 卒業

職歴
1974年 東京大学法学部 助手
1977年 東京大学法学部 助教授
1991年 東京大学法学部 教授(経済法大講座[国際私法]担当)

研究テーマ
テレコム・インターネット・電子商取引の法的・技術論的研究
国際課税・国際航空運輸の研究
WTO・OECDの活動に関する批判的研究

最近の主な著書
世界貿易体制の法と経済 慈学社
電子社会の法と経済 岩波書店
国境を越える知的財産 信山社
IT戦略の法と技術 信山社
法と経済 岩波書店

HP (ホームページ)
http://www.j.u-tokyo.ac.jp/about/professors/profile/ishiguro_k.html

講義資料

2006〜2009年度「東京大学公開講座「グローバリゼイション」」の動画