グローバル化と国家・社会・経済

入門・グローバリゼイション

プレイリスト

概要

現在、否応無しにいわゆる「グローバリゼイション」が様々な次元で、世界的な規模で進行しています。モノが国境を越えて動くだけでなく、ヒト・カネも大規模に頻繁に、しかも多様な方向へ移動しています。日本から半導体製造装置が中国に輸出され、それを使って作られた半導体が日本に入ってきて、さらにそれを組み込んだ薄型テレビがアメリカに輸出されたりです。その裏ではお金が動いていますし、技術を教えるために、人が派遣されたりします。こうしたグローバル化には光と影がつきものです。グローバル化の流れに乗れた人には大きなプラスが発生しますが、取り残される人たちも出てきます。この講座は、グローバル化を多様な側面から光の面だけでなく、影の面も含めて、皆さんと一緒に考えてみようという試みです。

 

グローバル化はどのような原因で進行するのか、現在だけでなく過去にもそのような時期があっただろうか。その中で、国家や法律などのような制度はどんな影響を受けるだろうか。こうした全体像の議論が第1回のテーマです。第2回は、焦点をぐっと絞って、グローバル化の中での農業・食問題をとりあげます。グローバル化の光と影を考えるには格好のテーマといえましょう。第3回は、やはり皆さんの生活に密接に関連する水や空気がグローバル化によってどのような影響を受けるかを考えます。関連して、安全保障についても論じます。グローバル化は技術の進歩と密接な関連を持っています。これを多様な側面から考察するのが第4回です。最後に、第5回はグローバル化が教育を含めてわれわれ人間にどのような影響を及ぼすのかを見てみます。

 

この講座には、東京大学の多くの学部、研究センターの教員が講義・討論に参加します。今後も一段と進行するであろうグローバル化に適切に対処するためにも、皆さんと一緒にいろいろ考えてみたいと思います。

講義実施日:
2007年4月7日
対象:
一般
分野:
経済/経営

講師紹介

植田 和男

経済学研究科
 


学歴
1974年 東京大学理学部卒業
1975年 東京大学大学院経済学研究科 入学
1976年 マサチューセッツ工科大学経済学部大学院 入学
1980年 マサチューセッツ工科大学経済学部大学院 卒業 (Ph.D)

職歴
1980年 カナダ・ブリティッシュ・コロンビア大学経済学部 助教授
1982年 大阪大学経済学部 助教授
1989年 東京大学経済学部 助教授
1993年 東京大学経済学部 教授
2005年 東京大学大学院経済学研究科 教授

専門
マクロ経済学
金融論
国際金融論

最近の主な著書
PFIの資金調達
―プロジェクトファイナンス実例研究
金融機関と民間事業者が明かすノウハウ
日刊建設工業
新聞社
2006年
ゼロ金利との闘い
―日銀の金融政策を総括する
日本経済新聞社 2005年

HP (ホームページ)
http://www.e.u-tokyo.ac.jp/finance-g/teacher/15.html

講義資料

2006〜2009年度「東京大学公開講座「グローバリゼイション」」の動画