2006〜2009年度「東京大学公開講座「グローバリゼイション」」

グローバル化と国家・社会・経済

入門・グローバリゼイション

東京大学公開講座「グローバリゼイション」の開講にあたって、経済学研究科長 植田和男より御挨拶いたします。

2007年4月7日

グローバル化する世界 -歴史家の視点-

グローバル化という言葉に要約される急激な変化について、歴史家の視点から大きな歴史の流れの中に位置づけ、この現象が世界の構造をどのように変化させ、日本社会や私たちの生きる社会環境をどのように変化させることになるかを考察する。

2007年4月7日

グローバリゼイションと法

「市場原理万能主義」の下に、「弱きを助け、強きを挫く」という法律学の本質とは逆の現象が生じている。その理由となる背景と現実を知り、そこで得られる基本的視座をしっかりと維持した上で、他ならぬ日本国内で進行中の諸々の「改革」をも主体的に見つめ直して欲しい。

2007年4月7日

差異と同一からみた国家、市場および貨幣

二十世紀の人類への偉大な教訓は「資本主義生産様式は市場機構なくしては機能せず、この市場機構は自由な政治制度としか共存できない」ということです。資本の論理と政治力学から、二十一世紀の国際政治経済の動態を読み解きます。

2007年4月7日

グローバル化と食・農業

グローバリゼイションと日本農業

貿易自由化は我が国経済の発展に寄与したが、食料の海外依存度はカロリー・ベースで60%まで高まった。大きな社会的コストを勘案せずに、狭義の効率のみを追求してよいか否か。今こそ「日本に農業はいらないのか」を、真剣に国民的に議論すべき時がきている。

2007年4月21日

経済のグローバル化と日本農業のゆくえ

経済のグローバル化はモノばかりでなくヒトやカネ、サービスまでもが国境を越えて自由に行き来することを目指しています。農業も例外ではありません。こうしたグローバル化の中で日本の農業はどのように変わっていくのでしょうか。

2007年4月21日

グローバル化と安全

グローバリゼイションと世界の新しい安全

国際関係の観点からグローバリゼイションを眺めると、主権国家という主要なエージェントの役割・機能の変容、そしてそれと並行して進行する国家間関係の変容が重要なポイントです。国際関係の文脈では安全保障と訳されてきたセキュリティについて、グローバリゼイションの中で考え直してみたいと思います。

2007年5月12日

グローバル化する大気汚染

エアロゾルは気候に影響を与え、地球温暖化予測の大きな不確定要素にもなっている。一方、汚染物質から光化学的に生成されるオゾンは、世界の食料生産や自然生態系の保全に支障をきたすおそれがある。講演ではエアロゾル・オゾンによる気候や生態系への影響研究の最前線を紹介する。

2007年5月12日

グローバルとローカルをつなぐ水循環の科学

21世紀は「水の世紀」といわれています。飲み水の確保や洪水被害の軽減など、身近な水問題を解決に導くためにも、グローバルな水循環変動を考慮する必要があります。

2007年5月12日

グローバル化と技術

グローバル化と日本の競争優位 -現場発の視点で-

経済がグローバル化することの一つの意味は、国ごと産業ごとの国際競争力の有無が顕在化することである。本講義では「日本は人工物である」というものづくり論の基本に戻り、現場発での日本の産業競争力を考えてみることにする。

2007年5月19日

音楽文化の「グローバル化」?-音響テクノロジー・音楽産業・地域文化-

レコードからCDへ、さらにネット配信へ。音楽をめぐるテクノロジーや産業の発達とともに、世界各地の音楽文化は急速に変質している。音楽とテクノロジーとの関わりの歴史を文化史的視点から考察することを通して、人間と音楽の現在を読み解いてみよう。

2007年5月19日

グローバル化と人

ヒトと動物の共通感染症の流行とグローバリゼイション

我が国には世界各地から食品のみならず種々の動物が輸入されており、ヒトと動物の共通感染症の侵入する危険性が指摘されてきた。感染症拡大の背景、人類への警告、制圧の筋道、今後の課題等について述べる。

2007年6月2日

グローバル化社会の高等教育

21世紀にはいって、大学はふたたびグローバル化の中で変容しようとしている。グローバル化とは、同時に国際的な市場化の側面をもつのであり、高等教育はますますその流れに巻き込まれようとしている。そうした状況を多角的に紹介する。

2007年6月2日

世界の持続的発展と『課題先進国』日本(閉講の挨拶)

東京大学公開講座「グローバリゼイション」の閉講にあたって、東京大学総長 小宮山宏より御挨拶いたします。

2007年6月2日