人口停滞の世紀とその後

概要

近代的な国勢調査(センサス)による広域の人口調査が始まるのは、18世紀の欧米においてである。しかし、歴史研究によって、中世末からのヨーロッパの人口動態が明らかにされている。これによると「大航海」や宗教改革の時代にヨーロッパの人口が 増え、経済も好況であったが、17世紀に入ると人口は停滞し、不況に見舞われた。戦争や疫病もつづいた。この人口停滞の17世紀が歴史的に占める位置は重要で、この前と後では世界史のプレーヤーが交替した。停滞期に何をするかということが、後の国民の運命を決めたのである。ユーラシアや日本も含めて、人口動態と歴史の変動について考えてみよう。

 

キーワード:西洋史 人口停滞期 国富 国民

講義実施日:
2006年5月20日
対象:
一般
分野:
心理学/社会科学

講師紹介

近藤 和彦

人文社会系研究科
 


学歴
昭和41年 千葉高等学校卒業
昭和41年-昭和49年 東京大学教養学部・文学部、同大学院人文科学研究科に在学

職歴
昭和49年-昭和52年 東京大学文学部の助手(西洋史学研究室)
昭和52年-昭和63年 名古屋大学文学部の講師・助教授
昭和63年-平成7年 東京大学文学部助教授・教授など
平成7年 東京大学大学院 人文社会系研究科 ・教授(西洋史学講座)
この間
昭和55年-昭和57年 ケインブリッジ大学大学院(Churchill College)
昭和60年 マンチェスタ大学(Department of History) 客員研究員
平成6年-平成7年 ロンドン大学(University College London) 客員教授
平成15年-平成16年 オクスフォード大学 リナカ学寮(Linacre College) Senior Member

専門
西洋史学

講義資料