東京大学公開講座「人口」
2006年度開講

東京大学公開講座「人口」

8億人分の食糧が毎年病気で消えている
難波 成任

動画

世界の食糧生産のうち三分の一は植物に病気を起こす微生物や生育障害・病的症状の原因となる昆虫・化学物質・雑草などによって失われており、特に病気による損失は12%にも達します。これは年間8億人以上の人口を養える量で、ちょうど世界の飢餓人口に相当します。薬剤等を用いた対策がないと、食糧生産の半分以上が失われます。これを病気などから守り、治療するため、植物のお医者さん「植物医師」を養成し、「植物病院」を創設する研究分野「植物医科学」を推進する必要があります。

講師紹介
農学生命科学研究科
※所属・役職は登壇当時のものです。

おすすめの動画