人口学の考え方と人口問題

概要

昨年末に戦後はじめて日本の人口が減少に転じたという推計が公表されました。日本における人口問題は、生存資源に対する人口の過剰という古典的問題から遠く離れて、「少子化」「高齢化」「人口減少」の問題へと劇的に転換しましたが、これは遠からず世界の他の国々も経験するであろう普遍的事態に他なりません。日本はその先端を走っているわけです。この人口問題3点セットのなかでは、「少子化」が原因で、「高齢化」「人口減少」はその結果です。そのメカニズムを理解するために人口学(demography)の基本的な考え方を、日本の少子化を例として紹介したいと思います。

 

キーワード:人口問題 少子化 高齢化 人口減少 結婚と出産 Population Dynamics 世界の人口 大学と人口学

講義実施日:
2006年4月1日
対象:
一般
分野:
心理学/社会科学

講師紹介

稲葉 寿

数理科学研究科
 


学歴
昭和57年 京都大学理学部数学系卒
平成元年 ライデン大学Ph.D.取得
(Promoter: Prof. Odo Diekmann)

職歴
昭和57年-平成8年 厚生省人口問題研究所研究員
昭和63年-平成2年 ライデン大学理論生物学研究所(ITB)およびオランダ国立数学・コンピュータ科学研究所(CWI)客員研究員
平成8年4月以降 東京大学大学院数理科学研究科助教授

専門
数理人口学・数理疫学・数理生物学

講義資料