東京大学公開講座「ロボット新世紀」
2006年度開講

東京大学公開講座「ロボット新世紀」

コンピュータ統合手術支援システム
佐久間 一郎

動画

外科領域では,開腹などの大きな開創を必要としない低侵襲外科手術(minimally invasive surgery: MIS)が発達しつつある。これを実現する医用工学技術分野として、術前の3次元医用画像等の診断情報・手術計画情報や手術中に得られる生体計測情報等を利用し、メカトロニクス技術を駆使して手術装置を制御し外科手術を支援する「コンピュータ外科(Computer Aided Surgery)」と呼ばれる研究分野がある。究極的にはこれは健常部位には影響をもたらさず、疾患部位のみをピンポイントで治療する「低侵襲標的精密治療技術」へ発展を目指すものである。講義ではロボット技術を応用したこのようなコンピュータ統合手術支援システムの研究開発動向を紹介する。

講師紹介
工学系研究科
※所属・役職は登壇当時のものです。

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